先日、嬉しい電話がありました。「岡田さん。昨日、息子が〇〇さんのお宅へご挨拶に行きました。つきましては顔合わせだけでも早々にしたいと思います。〇〇日は大安ですのでいかがでしょう。先方のご意向をお聞きしていただけませんでしょうか」
二人がお見合いしたのは8月の下旬でした。今年になってから福岡には三度目の訪問です。かつては福岡というと、名古屋にいる年配の私にとっては縁遠い異国のようなイメージでした。でも行ってみると、福岡はにぎやかな大都市として発達していて、この地に仕事があり家族がいれば、ぜひ住んでみたいと思う程の所でした。
新幹線での移動は多少疲れる小旅行でもありますが、列車に乗ってしまえば、座ったままで目的地まで連れて行ってくれるので、今はどこに行くにもそれはそれで楽しもうとの心境です。
車窓から眺める風景は情緒のあるもので、神戸から西に向かうほど遠くに近くに山々が連なり、日本の七割が山だということが頷けます。仙台での結婚式に参加したときも、仙台に向かう景色が山また山でした。
仲人としてのキャリアも随分長いものになり、自然と日本全国を動くようになりました。在日同胞は狭い世界ゆえ、勢い全国的に動かざるを得なくなりました。その分エネルギーが要ります。頑張ろう頑張ろうとの気持ちを奮い立たせる毎日です。
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女性のお母様からは「礼儀正しくとても好青年で、主人も大変喜んでおります。申し分ありません。謹んでお受けいたします」との快諾を得ました。昔から言われているように、決まる人は早いもので、仲人にとっては本当に喜ばしい瞬間でした。
顔合わせ、結納、結婚式と、若い二人にとって新しい人生が始まります。